見積書の「電力量単価」が安くても、年間請求額が安いとは限りません。比較の入口になるのが、請求総額を使用電力量で割った実質単価です。
基本式
実質単価(円/kWh)=比較対象の総額 ÷ 使用電力量(kWh)
たとえば月間総額が120万円、使用量が8万kWhなら、実質単価は15円/kWhです。ただし、消費税、再エネ賦課金、調整額を含むかどうかで値が変わるため、比較する各社で分子の範囲をそろえます。
総額に含める項目
- 基本料金
- 電力量料金
- 燃料費等調整または電源調達調整
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
- 容量拠出金相当額、託送関連費、事業者手数料
- 割引、キャンペーン、初年度限定費用
月次と年間の両方を見る
冷暖房、繁忙期、操業日数で使用量とデマンドは変動します。直近1か月だけでなく12か月を使い、同じ使用実績に各社の条件を当てはめます。市場連動型は低・中・高の価格シナリオも必要です。
基本料金は別指標でも確認
実質単価に加え、契約電力1kWあたりの基本料金と最大需要電力も確認します。電力量を減らしてもデマンドが下がらなければ、基本料金の削減につながらない場合があります。
見積比較表の列
- 年間総額
- 実質単価
- 基本料金
- 調整額の算定式
- 市場価格上限
- 契約期間・解約条件
- 前提にした使用量データ
関連する確認記事
市場連動型と固定単価型、見積りに必要な資料もあわせて確認してください。
公式情報
資源エネルギー庁の契約前チェック項目では、毎月の料金の算定方法、割引期間、契約期間、解約手数料などの確認が案内されています。